【コラム】銀座線渋谷駅改良工事

「100年に一度」とも言われている渋谷駅周辺の再開発。銀座線渋谷駅の移設工事もその1つです。銀座線唯一の地上駅である渋谷駅の工事は、いったいどのように変化するのでしょうか。

詳しくみていきましょう。

 

銀座線リニューアル計画


今まで築き上げた歴史を残しながら、最先端の技術を取り入れて発信していき、駅や車両など全てをつくりかえる計画です。

銀座線の19の駅を5つのエリアコンセプトに分類し、リニューアルを進めています。

 

出典:東京メトロ

 

総事業費は約1,000億円!

主な取り組みは、次の4つになります。

  • 全駅改装(2022年度完成予定)/総額約500億円
  • 車両更新(完了済)/総額約350億円
  • ホームドアの設置(完了済)/総額約70億円
  • 渋谷駅の移設工事(2021年度完成予定)/総額約100億

2008年から着手しているリニューアル工事も、2022年度に全て完成予定です。

出典:東京メトロ

では、銀座線渋谷駅の変化を詳しくみてみましょう。

 

「出来た当時のまま」だった銀座線渋谷駅


銀座線渋谷駅は、百貨店の3階にホームが内包されている構造で、改修を行うためのハードルが他の駅に比べて高い駅だと言われています。

そのため、実は80年以上前の開業から現在に至るまで、一度も大きな改修が行われていませんでした。開業当時のままではホームが狭く、エレベーターもない、東京メトロで唯一トイレのない駅といった安全面やバリアフリーの課題を多く抱えており、2009年から渋谷駅周辺の再開発事業と連携し、銀座線渋谷駅を「移設」させる工事が始まりました。

出典:東京メトロ

 

“新しく生まれ変わる”渋谷駅の新駅舎


明治通りの上空・渋谷駅東口駅前広場の正面というメインエリアにM型アーチ状のフォルムの駅舎が誕生します。新駅舎は2020年1月3日から使用開始予定となっております。

内観は柱のない広々としたホーム空間で、ホーム幅は約6mから約12mに拡幅。

出典:東京メトロ

特徴的なM型アーチ

なぜM型なのか、皆さんご存じでしょうか?

設計当時は一般的なボックス型を計画してましたが、地上から見上げた時に建造物としての圧迫感が強いことからアーチ型での再設計が行われました。

しかしただのアーチ型では鉄骨の安定性が損なわれるという懸念から、「M型屋根構造」が考案され、工事を行う上でも鉄骨の安定性が大きく高まったといえます。

 

ホーム移設工事・設備


今回の工事によって、半蔵門線をはじめとした各線との乗換えもスムーズになり、特にJR線とは同じフロアでの乗換えが可能になるなど、大きく利便性が向上することが見込まれています。

現在の位置から表参道駅方向へ約130m移設し、東口広場や明治通りの上部へ新設する大規模な工事です。新しいホームは2つの線路に挟まれる構造となり、改札が同一となるのでわかりやすくなりますね。

出典:東京メトロ

 

2020年内を目安に、多機能トイレといったバリアフリー設備も備えられ、地上までのエレベーターも設置予定です。

出典:東京メトロ

 

今後の計画


2019年12月27日~2020年1月2日の間はホーム移設工事を行うため、一部運休区間や道路規制がされます。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

「“伝統×先端の融合”をコンセプトに」

開業から91周年を迎えた銀座線は、地上に最も近い地下鉄として歴史・伝統を大切にしながらリニューアル工事が進められています。

現在、渋谷駅だけでなく新橋駅でも大規模な改良工事が行われており、完成まで今後も注目していきたいですね。

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