野村不動産グループの野村不動産株式会社とNREG東芝不動産株式会社は、2017年8月にプレスリリースした「(仮称)芝浦一丁目計画」の関連事業として、2018年5月22日、「(仮称)日の出ふ頭小型船ターミナル整備計画」に関する協定を東京都港湾局と締結し、整備に着手したことを発表しました。東京港・日の出エリアにおける“まちづくり”について詳しくみていきましょう。
計画概要
所在地 | : 東京都港区海岸 2 丁目1-1、1-2(地番) |
交通 | : JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅 北口 徒歩 9 分(予定) |
新交通ゆりかもめ「日の出」駅 東口 徒歩 4 分(予定) | |
東京都観光汽船お台場ライン 「日の出桟橋」乗場 直結(予定) | |
※「日の出桟橋」乗場~「浅草」乗場 約 40 分 | |
「お台場海浜公園」乗場 約 20 分 | |
延床面積 | : 約1,100㎡ |
事業主 | : NREG 東芝不動産株式会社 |
設計 | : 野村不動産一級建築士事務所 |
企画アドバイザー | : 齋藤精一氏、小橋賢児氏 |
計画地所有者 | : 東京都港湾局 |
飲食店舗事業者 | : 株式会社バルニバービ、株式会社スター・メイカー・ジャパン |
スケジュール | : 整備着手/2018年春~施設開業/2019年夏 |
「(仮称)日の出ふ頭小型船ターミナル整備計画」は、東京都港湾局が所有する日の出ふ頭の一部で用地使用許可を受け、東京港・日の出エリアにおける賑わい創出と舟運活性化を目的とし、建物と広場の整備・運営を行います。
《整備予定》
・船客の待合所 |
・飲食機能を導入した施設 |
・海辺のテラス席の設置 |
・イベント開催に使える芝生広場などの整備 etc. |
《エリアの価値向上を図るために》
竹芝・日の出間の管理用橋梁 | ⇒ 美装改修の上ライトアップを行う |
芝浦・日の出間の一部信号・横断歩道 | ⇒ 本計画の入口付近に移設し、アクセス性を改善・回遊性を強化 |
地区連携に向けた活動
(仮称)芝浦一丁目計画では、芝浦・浜松町エリアの認知度を高めるために、浜松町駅周辺において大規模開発を推進している他の地区と協調し各地区が連携した活動を行うことを目標にしています。同計画を当該活動が展開していくための舞台としても活用し、“3つの取組”を柱として、エリア内の回遊性強化・海辺への集客・賑わい創出を図ります。
Ⅰ:広場を活用したイベント展開
計画地中心に位置する芝生広場を活用し、周辺地域や企業と連携したイベントを展開することで、浜松町・芝浦エリアを利用する人々にとっての海辺の目的地になると共に、人々が東京の海辺を訪れ、そのイゴコチや非日常を体感するきっかけを提供します。
音楽イベント・スポーツイベントのイメージ 出典:野村不動産株式会社、NREG東芝不動産株式会社
Ⅱ:運営企画アドバイザー
著名クリエイターの齋藤精一氏と小橋賢児氏を企画アドバイザーに迎えます。従来の不動産業界の手法に縛られず、多くの人が集まる魅力的空間創りを目指し、同計画エリア内外の賑わいを創り上げます。
Ⅲ:共創プラットフォームの活用
野村不動産グループが運営するWebを活用した共創プラットフォーム「みんなのイゴコチ会議」を展開します。同計画に関する情報発信をしていくほか、SNSを通して参加者と議論、意見の反映などを通して、本施設作りをすすめます。
HP | : http://www.tokyo-igokochi.jp/ |
: https://www.facebook.com/igokochidesign/ |
湾岸エリアでは、複数のエリアマネジメント団体や活動が増えており、より魅力のあるエリア・まちづくりが始まっています。大きな賑わいをみせ、新たな魅力を発見できそうな湾岸エリアの今後が楽しみですね。