【コラム】渋谷駅地下の雨水貯留槽について

渋谷の街を見ればどこも再開発ラッシュで多くのビルが建設中ですが、実はみなさんの見えない渋谷駅地下部分でも開発事業が進められています。

本日は災害に強い街を目指す、渋谷駅地下の再開発についてご説明いたします!

 

渋谷駅地下の開発事業


  • 水害問題

渋谷駅周辺には東側に宮益坂、西側には道玄坂があります。坂と坂に囲まれすり鉢状の地形の底に位置しているため、水が溜まりやすく、渋谷は古くから水害に悩まされていました。

記憶にある方も多いと思いますが、近年のゲリラ豪雨により渋谷駅が冠水するというニュースなどは度々見受けられていました。時にはひざの高さまで水が溜まり、そのたびに駅の職員が水のかき出し作業に当たるケースもあります。

  • 渋谷川の移設

現在行われている地下工事は、渋谷川を移設し、空いたスペースに東口地下広場と貯留槽を整備するというものになります。

※東口地下広場・・地下4線(東横線、田園都市線、半蔵門線、副都心線)と高い階層にあるJR線をつなぎ、乗り換え時間の短縮や回遊性の向上を図るスペース。約1,600㎡あり、完成は2019年度の予定です。

出典:未来へのレポート(CC-BY-NC-SAtakuya870625作成)

出典:渋谷駅街区土地区画整理事業共同施工者

貯留槽の建設


渋谷駅東口の地下部分では、渋谷エリアの防災性向上を目指すため、区民・事業者・行政が一体となって「雨水貯留槽」の建設工事を進めています。

最深部は地上から約25m(ビル8階分)、面積は平面が約20m×約45m、天井高約7mの巨大な貯留槽となっています。また、集水エリアは宮益坂や青山通りで、宮益坂下交差点周辺を中心にある取水ポイント6カ所から水が流れ込むようにします。

出典:未来へのレポート(CC-BY-NC-SAtakuya870625作成)

出典:SHIBUYA FUTURE
  • 特徴

貯留槽内はいくつかの小部屋に分かれており、異なる高さの壁で区切ることで降水量によって水がたまる小部屋を使い分けられるようにしています。

1時間に50mmを超える強さの雨が降った際、この貯留槽に水を貯め、天候の回復後にポンプでくみ出して下水に排水するしくみです。最大4,000㎥(25mプール8個相当)の雨水を溜めることができるため、この巨大な貯留槽によって今後水害がなくなるのではないかと言われています!

出典:未来へのレポート(CC-BY-NC-SAtakuya870625作成)

 

地下貯留槽の運用が始まるのは、 東京五輪・パラリンピック前である2020年の予定です。

国内外からの観光客、人が多く集まる渋谷駅は、再開発に伴って雨に強い街づくり、様々な防災対策が必要不可欠になっています。渋谷エリアの大規模な再開発が全て終えるのは2027年を予定しており、今後どのように街並みが変化していくのか、まだまだ目が離せませんね。

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