【コラム】天王洲・水辺の新拠点

パナソニックが保有する施設を活用した地域活性化プロジェクト「TENNOZ Rim」が2019年6月に開設。3社共創でリノベーションを行いました。では詳しくみていきましょう。

 

パナソニック×三菱地所レジデンス×寺田倉庫の3社

<共創リノベーション>


TENNOZ Rimは、パナソニックがショールームなどの用途で20年活用した後、2013年に遊休化していた「パナソニック東品川ビル2号館」をリノベーション。通常のリノベーションとは異なり、3社の強みを掛け合わせ、企画、設計、施工、運営までを共に行うことをコンセプトにしています。

 

多様な人が出入りできる場所に

3社がまず議論したのは建物の使い道。所在地は天王洲アイル駅、北品川駅、新馬場駅の中間に位置し、品川駅南口駅からも歩ける距離にあります。しかし、周辺は低層オフィスビルや、物流センター、住宅などが並ぶ場所で、現状では賑わいに欠ける。

「エリアの活性化」という目標の中で『使う人が固定化されない用途』という意見が一致し、多様な人が自由に集まって交流し、新しい文化を生み出す施設を目指しました。

 

出典:パナソニック㈱

 

【 TENNOZ Rim施設概要 】

所在地   : 東京都品川区東品川1-3-15

述べ床面積 : 1,343.71㎡

主な機能  : コワーキングスペース(三菱地所レジデンス株式会社) 469㎡

次世代オフィスラボ(パナソニック株式会社) 46㎡

リハーサルスタジオ(寺田倉庫) 474㎡

サークラウンジ 89㎡

マルチ・コミュニティ・スペース(株式会社FRAMELUNCH) 224㎡

出典:パナソニック㈱

 

 

5つの施設機能


1) コワーキングスペース The ParkRex TENNOZ [the DOCK]

出典:パナソニック㈱

運河沿いという開放感溢れるロケーションの中で、クリエイティブに働くことができるザ・パークレックス天王洲[the DOCK]。パナソニックの最新照明技術を採用してオフィスや仮眠・お目覚めルーム、ナノイー発生装置を内臓した空調、科学エビデンスに基づくバイオフィリックデザイン「コモレビズ(※)」など快適性を高める様々なテクノロジーを導入しています。さらに、共用部にはTSUTAYA監修の『旅』『命』『自然』『考える』の4つのテーマから選び抜いた700冊の本が収められている「ブック・パーク」が設置されています。

※コモレビズ…パナソニックが展開するワークプレース(職場環境)をライトプレース(人間に最適な自然環境)に近づける「バイオフィリア」理論で、ストレス軽減につながる最適な「緑視率」(人の視界に占める観葉植物の割合。植物の多さを示す指標)が10~15%という実証実験結果と独自の植物データベースに基づき、顧客企業のニーズに応じたオフィス空間をデザインし、導入後の効果測定をストレスの数値化により提供。

 

2) 次世代オフィスラボ Panasonic Office Research Tech [PORT]

出典:パナソニック㈱

パナソニックが保有するIoTセンシング技術、データ分析技術、空気質・光・音・映像の制御技術、インテリア・緑化・什器等の空間デザインを統合し、他社との共創を積極的に取り入れることで、オフィス市場に向けた新たなソリューション実現を目指しています。次世代オフィスラボ内には、一般的な開発環境に加え、開発中のセンサーや空間ソリューションを試すための疑似オフィス空間を構築しています。また、隣接するコワーキングスペースに設置されたセンサー情報をこのラボで蓄積。オフィス利用者の快適性や集中度、運営スタッフの効率性等を収集分析し、可視化することで、ソリューション開発に活用しています。

 

3) リハーサルスタジオ

出典:パナソニック㈱

ミュージカルやドラマ、ダンス等を生み出すための稽古場として、また、新進気鋭のアーティストとコラボするイベント開催のための拠点です。リハーサルスタジオとしては、都内有数の広さを有し、さらに、寺田倉庫とパナソニックの共創の場として、先進映像機器や3D化技術によるメディアエンターテインメント創出のために活用する等、水辺の街天王洲に集うクリエイティブな人々とともに、新たな文化育成を目指しています。

 

4) 交流ラウンジ CIRC LOUNGE(サークラウンジ)

出典:パナソニック㈱

これからの循環型社会を想起させるクリエイティブラウンジは、株式会社OpenAとパナソニックが共創し、工場の排出物を活用した「アップサイクルプロダクト」を提案する等、来訪者の知的欲求を高め、交流を促す機能を担っています。また、循環型社会実現に向けて、空間リノベーションの促進やエリア活性化のための情報を発信しています。

 

5) マルチ・コミュニティ・スペース KIT+EN

出典:パナソニック㈱

KIT+EN(きてん)は、天王洲エリアに新しい活気を与え、この場所を起点として、世界へと展開するマルチ・コミュニティ・スペースです。その中核となる事業では、主に20代・30代の新しい価値観を持った国内のスタートアップと、海外を中心とした出資者やより広い視野を持つ支援者たちをつなげるサポートプログラムを実施します。また、オープンイノベーションの実践の場として、新しいプロダクトや食材を積極的に取り入れることで、地域に新たな刺激とコミュニケーションを創出しています。

 


ITやデザイン系のスタートアップなどのほか、近隣の住民などの利用も想定しており、気軽に立ち寄ることができるような地域活性化のモデルケースとしてTENNOZ Rimが建てられました。

建物の老朽化や空きビル問題といった社会課題に対する答えに繋げていければと3社の願いが込まれているようです。

 

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